山手線大崎駅


 今、山手線大崎駅がおもしろい。
 えっ?大崎駅なんてあったの?という質問は最もなことだ。な
にしろ乗降客が極めてすくない駅として有名なのだから。
 しかしである。一人の男がこの大崎駅にこだわっている。男の
名は綱嶋信一。品川を蘇らせた男として「がんばれ!商店街」と
いう本まで出してしまった町おこしのこだわり屋だ。
 
 品川を蘇らせたというよりもっと絞って大崎駅を蘇らせている
(継続中という表現をとりたい)男なのである。
 大崎発大崎駅着のノンストップの山手線を見たことがありますか
?実はそんなことまでやり遂げてしまったのだ。
 現在大崎駅に沿って田畑を作ってしまった。田植えができる山
手線の駅はそう滅多にあるわけではない。
 この前その綱嶋氏にお会いして話しを伺った。
 「とにかく楽しいことならいいんです。今計画中なのは観客の
いない300人のミュージカル。観客がいないのはなぜかって。
それは参加する人がすべて出演するからです。」
 ホント、すごい人だ。
 いま異業種交流会の一つであるTMCという会で企画している
日本郵船の飛鳥内で一大イベントを企画中だという。この一人の
人間からどうしてこうまでエネルギーが出てくるのか。
 ここで反省。
 一人の人間の存在でくそおもしろくもない駅がおもしろくなる
ってこと。
 夏には大崎駅に沿って7000本のひまわりが咲くとのこと。
 これも綱嶋信一がやり遂げると言っている。
 結構人間一人の力って、あなどれないものだ。(5月20日)


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