2002/03/09更新
外は雨。いつもの土曜より遅く起きた朝はそんな天気も神様の優しさ。
そうだ炸醤麺対決をしよう。
韓国代表「チャパゲティー」(左)と台湾代表「維力炸醤麺」(右)を準備する。
韓国代表のパケージ写真はいかにもおいしそうだ。
だが、袋の中身と鍋とお湯だけではどう頑張っても写真通りにならないことは、
お人よしの私も知っている。おそらくどこかに「調理例」と印刷されているはずだ。 一方台湾代表は、対照的にどんぶりのイラストのみというあっさりしたもの。 しかしなぜかどんぶりが2つ書いてある。しかも片方はお化けの破れ提灯のように 口を開けて笑っている。
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調味料とビールしか入っていないスカスカの冷蔵庫にため息をつき、袋を破る。 しかし、テレビのどっちの料理ショーのようにあまり具に目立たれると主役が霞む。 麺と醤だけの勝負といこう。 見たところ、色、固さ、匂いは日本のインスタントラーメンと変わりが無い。 だが韓国代表はかなり太い。
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韓国代表は作り方が図とハングル。
フライパンで600ccのお湯を沸かし、麺とかやくを投入し、5〜6分茹でる。
水分が無くなったら(または捨ててか?)、調味袋の中身を入れて
かきまぜよと書いてあるもののと推測した。
実は台湾代表、今回が初出場ではない。 前回はカップ麺だったが、ふたを開けて出てきたもう1つの椀 の使い道が、そんなに難しくない漢字で書かれたこんな説明文
(1)将麺置於碗内、沖沸騰開水。(炸醤請勿放入)
と、現物を何度見くらべてみてもさっぱり分からず、大失敗をしたのである。
(1)麺を碗の中に置く、沸騰したお湯を入れる。(炸醤を入れては行けない) 沸騰開水(お湯)が、麺を通ると麺湯(ゆで汁)になり、それを湯碗(スープ椀) に入れた湯料(スープの素)に注ぐと、美的湯(美味しいスープ)になるというのである。 中国語で湯がスープの意味であることは知っていたが、水は沸騰しても水なのに、 麺を通過すると湯に変身するというわけなのだ。
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韓国代表はかなりの太さだが、あまり煮たらフニャフニャになるだろうと
時々つまんで確認した。しかし6分でちょうど
良いようだ。コシが強い。色も太さも手のべの拉麺に極めて近い。
台湾代表の麺は日本のインスタントヤキソバとそっくり。どこの国の炸醤麺にも似ていない。
さて醤だが、インスタント炸醤麺は最終的に食べる直前の姿になれば良いということなのであろう、
完全にかき混ぜた状態で本来の味になるらしい
(実際韓国でも、中国、台湾でも、炸醤麺は食べる前によくかき混ぜるものなのだ)。
特に韓国代表は醤が粉末。作り方の図では、フライパンの中で混ぜるようになっているのに、
撮影の都合で盛り付け後上にかけてしまった。そのためうまく混ざらなかったらしく所々しょっぱい。
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