セブンイレブンの炸醤麺は炸醤麺なのか?

2005/01/16更新

地道に堅実に中国式炸醤麺を日本に広める活動を行っている荒川のもとに新情報。大手コンビニ「セブンイレブン」が新商品「炸醤麺」を発売したという。

'99年12月1日買ってきました。

こりゃ一目みてラーメンである。載っている野菜は長ねぎとチンゲンサイかな。きゅうりは無い。価格は430円。結構高いな。
食品添加物をみると「かんすい」とある。麺がラーメンである証拠だ。もはや食欲は失せている。

電子レンジで温めろだと。

フイルムを取り去り匂いを確かめる。香りが薄い。コリャ原料に味噌は入ってないな?ソースの中身は豚挽肉とタケノコのよう。これが甘辛いあんかけになっている。なんか給食に出た「ソフト麺ミートソース」のようだ。ただ麺がラーメンなので一段とまずい。 2,3口食べ試食終了。残りは捨てた。


炸醤麺と名乗るなら醤を炸しなければならない。ラーメンも麺には違いないが、もしスパゲッティーの麺がラーメンになってたらだれが食べる?

今度の土曜日、吉祥寺で口直しだ。

終わり。


あれから色々な炸醤麺を見てきたが、世界には様々な炸醤麺があるものだ。香港の京都炸醤麺などは、わざわざ首都を意味する京都を名前に付けていながら、北京のものとは麺、炸醤供にかけ離れたものであった。セブンイレブンのも炸醤麺でいいか。

geminizz@hamakko.or.jp

荒川文治(あらかわ ふみはる)
神奈川県横浜市

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